松井咲子さん、瀧村依里さん2015年02月28日





うっかりして地上波で放映している「読響シンフォニックライブ」を録り損ねてしまった。 

でも大丈夫。 
今朝のBS日テレで同じ内容が放映された。 
日テレさん、愛してます。 

何故今回の放映に拘るかというと、自分が実際にこのコンサートに行ったから。 

演目はマーラーの「巨人」。 
公演日は2014年10月17日。 
会場はサントリーホール。 

実際に生音を聴いた自分の当時の感想を読み直してみると、「読響が本調子じゃなっかった」となっている。 
でも、今回のTV放映を観た限りでは、あまりそんな風には感じられなかった。 
ん〜、自分の感覚が不確かなのか、TV放映のマジックなのか… 

それより、TV放映では「巨人」だけじゃなく、何とエルガーの「朝の歌」も披露された! 

古くからの相棒ファンの一人としては、「朝の歌」と聞くと思い出される有名なシーンがある。 
それは、2003年11月に放映されたSeason2第7話「消えた死体」。 
留置場に収容されている闇金社長に右京さんが差し入れるレコード、これがエルガーのミニアチュア(小品集)。 
このミニアチュアの最初に収録されている曲がこの「朝の歌」。 
(因みに二人が「良い」と言っていたのは、これよりもっとポピュラーな「愛の挨拶」。)

それを「読響シンフォニックライブ」では、ヴァイオリンを読響の第2ヴァイオリン首席の瀧村依里さん、ピアノを番組MCの松井咲子さんで披露。 
松井さんはAKB48のメンバーでピアノが上手なことは知っていたけど、今回もバッチリさまになってました。 
まあ、東京音楽大学の学生さんなんで、当然と言えば当然かも知れないけど、クールビューティーかつピアノが堪能な彼女、ファンになりそうな自分が恐い… 

そして、瀧村依里さん。 
インタビューでセカンドヴァイオリンの魅力について語っている彼女の一言一言から、本当にセカンドが好きなんだなぁ〜と言うことがひしひしと伝わってくる。 
その人柄や経歴が気になってウィキで調べてみたら、何と、かの東京藝大を主席で卒業しているじゃないですか! 
さすが首席、上手いはずだ。 
ん〜、一発でファンになりました。 

ps; 
彼女たちの演奏は西荻窪のカフェで収録されたと「読響シンフォニックライブ」がツイートとしてた。 
へぇ〜、気になるなぁ、場所が分かったらチャリで覗きに行ってみたいなぁ〜 


日フィルの金管は凄い!2015年02月28日





2015年2月28日(土)
山田和樹+日本フィルハーモニー交響楽団@オーチャードホール

武満 徹:3つの映画音楽
------------------------
マーラー:交響曲第3番


サラリーマンに異動はつきもの。
昨日はその内示の日。
予想していたとおり、4年ぶりに元いた部署へ戻れとのこと。
う~ん、心境はチョット複雑。決して嬉しくはない。

モヤモヤした気分を晴らすため、同期のW君に内線電話。
と、既に店の予約はしているとのこと。流石です。
同じく同期のK君、U君とも合流し、合計4名で京橋のKと言う店へ。

いったい何杯日本酒を頂戴したか、全く記憶なし。
気がつくともうすぐ午前0時。
足もとが若干怪しい四人衆はそれぞれ帰宅の途に。

午前1時に就寝したものの、不快感とともに午前5時前に起床。
結局、若干の二日酔いと寝不足、そしてブルーな気分を抱えたまま、今回のコンサートに臨むことに…

最初は武満の映画音楽。
「ホゼー・トレス」より「訓練と休息の音楽」、「黒い雨」より「葬送の音楽」、そして「他人の顔」より「ワルツ」。
これら全て今回初めて拝聴するもの。

映画音楽と思って軽んじていたら、大きな間違い。
皆どれも本格的。
3曲で12分程度だったけど、武満先生さすがです。
それと、指揮者の選曲も素晴らしい。

後半はいよいよマーラーの交響曲第3番。
この100分に亘る大曲を若きマエストロはどう料理するのでしょうか?

まず第一に、日フィルの金管群を褒めないわけにはいきません。
特に首席トロンボーンの藤原功次郎さん。
安定感抜群、色艶あり、歌心あり。
こんなに凄いトロンボーン、初めて聴きました。

そして客演首席トランペットのオッタビアーノ・クリストーフォリ氏。
演奏が始まっても姿が見えないから、今回はお休みかと思っていたら、舞台袖からポストホルンのファンファーレが…
なるほど、今回はそう言う役回りですか。
いつもどおりの素晴らしい演奏、ありがとうございました。

若きヤマカズさん(と呼んで良いんだろうか?やっぱり山田一雄氏に敬意を表して、ヤマカズさんと言う呼称は使わない方が良いのかな?)の指揮は、これまたいつも通り奇をてらう所が全くない王道を行くもの。
逆に言えば、とんがった所が全くないので個性が無いとも言え、そこが今後の課題なのではなどど偉そうに思ってしまうのでした…

そうそう、今日の演奏、日フィルの面々にはまだ余力が残っているようだったから、次回はもっと最大限までドライブするのも面白いかも知れません。
もしコバケン先生だったら、きっとそうするんじゃないかなぁ?


(追記)
今日の席は2階前方右手。
指揮者を見ていると、その直線上にどうしてもホルンの村中さんの姿が目に入ってしまう。
最終楽章の前半の出番がない時、凄く暇そうにしてたなぁ~
スイーツとかラーメンとか、はたまた今日の晩ご飯のことに思いを巡らせていたのかな?

カウンター カウンター