日フィルの金管は凄い!2015年02月28日





2015年2月28日(土)
山田和樹+日本フィルハーモニー交響楽団@オーチャードホール

武満 徹:3つの映画音楽
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マーラー:交響曲第3番


サラリーマンに異動はつきもの。
昨日はその内示の日。
予想していたとおり、4年ぶりに元いた部署へ戻れとのこと。
う~ん、心境はチョット複雑。決して嬉しくはない。

モヤモヤした気分を晴らすため、同期のW君に内線電話。
と、既に店の予約はしているとのこと。流石です。
同じく同期のK君、U君とも合流し、合計4名で京橋のKと言う店へ。

いったい何杯日本酒を頂戴したか、全く記憶なし。
気がつくともうすぐ午前0時。
足もとが若干怪しい四人衆はそれぞれ帰宅の途に。

午前1時に就寝したものの、不快感とともに午前5時前に起床。
結局、若干の二日酔いと寝不足、そしてブルーな気分を抱えたまま、今回のコンサートに臨むことに…

最初は武満の映画音楽。
「ホゼー・トレス」より「訓練と休息の音楽」、「黒い雨」より「葬送の音楽」、そして「他人の顔」より「ワルツ」。
これら全て今回初めて拝聴するもの。

映画音楽と思って軽んじていたら、大きな間違い。
皆どれも本格的。
3曲で12分程度だったけど、武満先生さすがです。
それと、指揮者の選曲も素晴らしい。

後半はいよいよマーラーの交響曲第3番。
この100分に亘る大曲を若きマエストロはどう料理するのでしょうか?

まず第一に、日フィルの金管群を褒めないわけにはいきません。
特に首席トロンボーンの藤原功次郎さん。
安定感抜群、色艶あり、歌心あり。
こんなに凄いトロンボーン、初めて聴きました。

そして客演首席トランペットのオッタビアーノ・クリストーフォリ氏。
演奏が始まっても姿が見えないから、今回はお休みかと思っていたら、舞台袖からポストホルンのファンファーレが…
なるほど、今回はそう言う役回りですか。
いつもどおりの素晴らしい演奏、ありがとうございました。

若きヤマカズさん(と呼んで良いんだろうか?やっぱり山田一雄氏に敬意を表して、ヤマカズさんと言う呼称は使わない方が良いのかな?)の指揮は、これまたいつも通り奇をてらう所が全くない王道を行くもの。
逆に言えば、とんがった所が全くないので個性が無いとも言え、そこが今後の課題なのではなどど偉そうに思ってしまうのでした…

そうそう、今日の演奏、日フィルの面々にはまだ余力が残っているようだったから、次回はもっと最大限までドライブするのも面白いかも知れません。
もしコバケン先生だったら、きっとそうするんじゃないかなぁ?


(追記)
今日の席は2階前方右手。
指揮者を見ていると、その直線上にどうしてもホルンの村中さんの姿が目に入ってしまう。
最終楽章の前半の出番がない時、凄く暇そうにしてたなぁ~
スイーツとかラーメンとか、はたまた今日の晩ご飯のことに思いを巡らせていたのかな?

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