トッパンホール15周年 室内楽フェスティバル V2016年05月21日




2016年5月21日(土)@トッパンホール

ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
 マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)

ベルク(H.ミュラー編):4つの歌曲 Op.2(弦楽四重奏版)
 ユリアン・プレガルディエン(テノール)
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
 日下 紗矢子(ヴァイオリン)
 原 麻理子(ヴィオラ)
 ターニャ・テツラフ(チェロ)

ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 Op.38
 マリー=エリザベート・ヘッカー(チェロ)
 マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)

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ドヴォルジャーク:ピアノ五重奏曲 イ長調 Op.81
 クリスティアン・テツラフ(ヴァイオリン)
 久保田 巧(ヴァイオリン)
 鈴木 学(ヴィオラ)
 マリー=エリザベート・ヘッカー(チェロ)
 マーティン・ヘルムヘン(ピアノ)


圧巻だったのはブラームスのチェロ・ソナタ第1番。
曲が全体的に暗めなので、今まではそれほど好きな曲ではなかったけれど、ヘッカーの雄弁なチェロとヘルムヘンのアグレッシブなピアノのお陰でとても心躍る魅力的な曲に思えてきた。
いやはや、このお二人、覚えておかないと。

今回の一番の目的はドヴォルジャークのピアノ五重奏曲。
曲自体が素晴らしいし、鈴木さんのヴィオラが聴ける好機会。

結果は…

期待に違わぬ素晴らしいものだった。
鈴木さんの演奏する姿は、テツラフやヘッカーに比べると地味だけど、その音色は骨太で優しくて心休まるもの。

そして、ヘッカーが奏でるチェロは、ここでも歌心満載。
テツラフ、久保田両名のヴァイオリン、ヘルムヘンのピアノもメリハリがあり色鮮やか。

今回の室内楽フェスティバル。
奏者個人個人の技量が優れているだけでなく、全体の調和が素晴らしいものだった。
トッパンホールは初めてだったけれど、機会を作ってまた来よう。


追記:
クリスティアン・テツラフが長髪&ひげ面になっていた。
あまり似合わないような気がした。
妹のターニャがあまり活躍していなかったのが残念だった。

追記2:
ヴァイオリンの成田達輝さん似の男性がスタオベしていた。
あのスタオベ、ピアノに対してのもののように思えた。

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