小林 愛実@ラ・フォル・ジュルネ2016年05月05日




廖 國敏(リオ・クォクマン)+シンフォニア・ヴァルソヴィア@東京国際フォーラム ホールA

モーツァルト:セレナード第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番(Pf:小林 愛実)
 ~ アンコール曲 ~
 ショパン:ノクターン第20番(遺作)

モーツァルトのピアノ協奏曲はどれも魅力的だけど、この27番は格別。
無駄な音符は全くないし、マニアックな技巧は凝らしていないし、押しつけがましいところも全くないし、本当にシンプル。
でも、そのシンプルさ故に心に深く静かに染みいって来る。
演奏が良い場合は…

そして本日の結果は…

いや~、良かった!
小林愛実さんのピアノは感情に溺れることなくとても穏やか。
「変に感情を込められてしまうと興ざめだなぁ」と思っていたけど、大変失礼致しました。
ショパンが上手なのは分かっていだけど、モーツァルトもここまでお上手だとは恐れ入りました。

アンコールはそのショパンのノクターン第20番(遺作)。
いつもの彼女の演奏とは異なり、音はあまり揺らさない。
なるほど、こう言うノクターン20番もまた味が合って良いなぁ。

今年のラ・フォル・ジュルネもこの曲で聴き納め。
あ~、来年が待ち遠しいなぁ。

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