小菅優のラフマニノフ2018年03月11日




2018年3月11日(日)
サカリ・オラモ+BBC交響楽団@サントリーホール

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番(Pf:小菅 優)
 ~ アンコール曲 ~
 ラフマニノフ:リラの花
------------------------------------
マーラー:交響曲第5番
 
 前半のラフマニノフのピアノは小菅優。
彼女の指先から生まれる音は細部にまで魂の宿った最上質なものだった。
サカリ•オラモのタクトも、第1楽章こそ些か彼女と噛み合わない感もあったけど、第2楽章、第3楽章は正に阿吽の呼吸。
実に堂々たるラフマニノフだった。
 オケで特筆すべきはフルートをはじめとする木管のレベルの高さと、シンバルの弱音の妙。
こんな綺麗なシンバル、聴いたことがない。
 後半はマーラーの交響曲第5番。
前半のラフマニノフでは第2楽章の速度を一般的な演奏に比べかなり遅めに設定して饒舌に曲の持つ繊細さを表現いた。
それに味をしめた訳ではないだろうけど、同じ手法をマーラーでも多用したことが裏目に出た感あり。
シンプル•イズ•ベストなり。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
海外からのスパム対策です。
申し訳ありませんが、片仮名で「ブルックナー」と入力してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mac.asablo.jp/blog/2018/03/11/9198165/tb

カウンター カウンター