カンブルランのブルックナー交響曲第3番「ワーグナー」 ― 2016年06月24日
2016年6月24日(金)
シルヴァン・カンブルラン+読売日本交響楽団@サントリーホール
ベルリオーズ:序曲「宗教裁判官」
デュティユー:チェロ協奏曲「遥かなる遠い世界」(Vc:ジャン=ギアン・ケラス)
~ アンコール曲 ~
バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番から「プレリュード」
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ブルックナー:交響曲第3番「ワーグナー」(第3稿)
ようやく金曜日。明日明後日は休み。うれしい!
銀座線、南北線経由で六本木一丁目駅で下車。
すかさずthe 3rd Burger アークヒルズサウスタワー店で栄養補給。
ビールが旨い!
定刻になり演奏が始まった。
最初の曲はベルリオーズの序曲「宗教裁判官」。
聴くのは初めて。
ん~、この曲、読響のプログラムではそれなりに褒めてはいるけど、正直面白くない。
何故カンブルランはこの曲を選んだんだろう?
理由があるんだろうけど分からない。
お次はデュティユー。
今年生誕100年のフランス出身の作曲家。
カンブルランの指揮はある程度聴いてきたつもりだけれど、デュティユーは初めて。
この曲、あのロストロポーヴィチの委嘱で作曲され、初演が1970年とのこと。
1970年と言えば大阪万博の年か…
それにしても、左隣のオヤジが鬱陶しい。
さっきのベルリオーズの時から、頭を振ったり、身体を揺すったり。
ケラスのチェロに集中できない。
さすがに我慢できなくてデュティユーが終わったタイミングで注意してしまった。
アンコールはバッハ。
これにも結局集中できず。残念。
休憩時間が終わった。
でも、左隣のオヤジはカバンを置いたまま席にいない。
どこにいったんだろう?
オケのメンバーがステージ上に集まってきた。
と、席の後ろから手が伸びてきてカバンを取った。
オヤジだ!
オヤジはカバンを持って、そのまま前方左側の空席に移動した。
そう、今日の席は2階の最後席。
オヤジは席の後ろの通路に立っていて、席を移動するタイミングを見計らっていたんだ。
助かった!
ブルックナーが始まった。
今日の演奏は元々第2稿を振る予定だったものを第3稿にカンブルランが変更したとのこと。
個人的には、スッキリとした第3稿よりいささか「回りくどい」第2稿の方が好みだけど、どちらでも良いや。
金管の元気がすこぶる良い。
かと言って荒い演奏ではなく、余裕すら感じさせる。
木管もしっとりとしたチャーミングな謳い廻しで弦と掛け合い、曲が進行して行く。
でも、やっぱり金管の元気が勝る。
要所要所で、カンブルランらしい流麗できらびやかな旋律を聴かせてくれたものの、どうもいつものカンブルランらしさがあまり感じられない。
演奏自体はダイナミックレンジの大きい、ブルックナーらしい良い演奏だったのでケチの付け所は無いけれど、今日の指揮者は本当にいつものカンブルランだったんだろうか?
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