「海」はドビュッシーだけじゃない2016年05月03日





2016年5月3日(火・祝)
ドミトリー・リス+ウラル・フィルハーモニー管弦楽団@東京国際フォーラム ホールA

ドビュッシー:「海」-管弦楽のための3つの交響的素描
細川 俊夫:循環する海

実のところ、時間調整のためヤフオクで適当にゲットしたチケットだった。
当然、ドミトリー・リスもウラル・フィルもお初。
大した期待も抱かず席に着いた。

結果は…

大当たり。
大編成にも関わらず一糸乱れぬ演奏。
奏者個々人のパフォーマンスもハイレベル。

そしてマエストロ。
若干オーバーデコレーションな身振りではあるものの、そのタクトは確かなもの。
オケを意のままに見事にコントロールしている。

そして、一番の収穫は細川俊夫の「循環する海」。
ドビュッシーの「海」も素晴らしかったけど、こちらは更にハイレベル。
ドビュッシーが「動」とすればこちらは「静」。
ドビュッシーを「洋」とすればこちらは間違いなく「和」。
この何とも言えない無調の世界、とても心地良い。

演奏が終わるとマエストロが客席に向かって「立って!」とジェスチャー。
と、そこには作曲家の細川氏が。
会場の拍手は更に大きく、暖かくなった。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
海外からのスパム対策です。
申し訳ありませんが、片仮名で「ブルックナー」と入力してください。

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://mac.asablo.jp/blog/2016/05/03/8082012/tb

カウンター カウンター