ゲルギエフの悲愴 ― 2015年12月01日
2015年12月1日(火)
ワレリー・ゲルギエフ+ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団@サントリーホール
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
(Pf:辻井 伸行)
~ アンコール曲 ~
ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番「悲愴」から第2楽章
ショパン:革命のエチュード
ショパン:ノクターン第20番「遺作」
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チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
何だかんだ文句を言いながらも来日すると必ず聴きに行ってしまうゲルギエフ氏。
やっぱり好きなんだよなぁ。
前半はエンペラー。
辻井さん、いつもよりミスタッチが多い。
こんな演奏初めて。
体調が悪いのかな?
でも、アンコールは絶品。
特にノクターン20番は鳥肌もの。
ミュンヘン・フィルの女性ヴィオラ奏者が涙ぐんでいたぐらい。
後半はゲルギエフ氏十八番の悲愴。
今年8月の「チェスキーナ・永江洋子 メモリアルコンサート」では東響のポテンシャルがもの凄かったけど、さて今回はどうなるんだろう?
結果は…
いやはや、正にゲルギエフ節が大炸裂!
これだけ完璧にミュンヘン・フィルをコントロールできるとは…
恐れ入りました。
何だか、チャイコフスキーの心情を垣間見られた様な気がしたけど、気のせいだろうか?
ミュンヘン・フィルのブルックナー ― 2015年12月02日

2015年12月2日(水)
ワレリー・ゲルギエフ+ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団@サントリーホール
プロコフィエフ:「ロメオとジュリエット」組曲から
R.シュトラウス: 交響詩「ドン・ファン」
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ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」
ミュンヘン・フィルでブルックナーと言えばやはり筆頭はチェリビダッケ、そしてその次はティーレマンかなぁ?
いずれにせよ、このオケお得意のブルックナー。
今回の来日公演で一番聴きたかったロマンティック。
果たしてどんな演奏になるんだろう?
結果は…
期待以上の大名演。
重厚、壮大、荘厳、色々な美辞麗句はあるものの、どれも言葉足らず。
数々の名指揮者のもと、数々のブルックナーの名演を残してきたミュンヘン・フィル。
歴史が違う。
一つだけ気になったのが指揮者とオケの関係。
先日はゲルギエフ氏がミュンヘン・フィルを完璧に掌握していたようだけど、今日はオケが指揮者をリードしているように見受けられた。
気のせいだろうか?
追記:
フラブラは本当に止めて欲しい。
折角の余韻が台無しだ。
自業自得 ― 2015年12月04日
焼鳥「さとう」→BAR Burgess→記憶なし→自宅前転倒→顔面強打→眼鏡破損→眼底検査→脳CT検査
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