反田恭平恐るべし2015年09月27日





平成27年9月27日(日)
円光寺 雅彦+新日本フィルハーモニー交響楽団@調布グリーンホール

グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番(Pf:反田 恭平)
 ~ アンコール曲 ~
 スクリャービン:12の練習曲~第12番エチュード

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チャイコフスキー:交響曲第5番
 ~ アンコール曲 ~
 チャイコフスキー:弦楽セレナーデ~第二楽章「ワルツ」


特に、ピアノ協奏曲での反田さんの演奏が頭から離れず、今回のコンサートに来てしまった。

最初はグリンカの「ルスランとリュドミラ」序曲。
「さあ、楽しい音楽の時間の始まりです!」と言う感じの序曲としては、この曲とかモーツァルトの「フィガロの結婚」とかが有名だけど、今回の円光寺さんのタクトはかなり大人しめ。
全然楽しい感じがしない。
何のために最初にこの曲をもってきたのか、どう演奏したいのかが全く不明。

そして、待ってました、反田さん。
今回はうつむき加減で下手からご登場。

第1楽章前半は、若干の迷いがあるのか、煮え切らないと言うのか、どっちつかずの彼らしくない中途半端な演奏。
ミスタッチもいつもに比べると多い気が…

でも、第1楽章後半からはいつもの熱の入った演奏にシフトアップ!
音に魂が宿ってきた。
ん~、やっぱり彼は凄いわ。

しっかりパワーを貰って充電完了。
あまりのパワーに、聴き終わって一気に疲れが…

アンコールはスクリャービン。
これまた、怒濤の迫力と言うべき大爆演。
最初から最後まで鳥肌立ちっ放し。

そんな激烈な演奏の後のチャイコフスキーの交響曲第5番。
決して悪い演奏ではなかったものの、前半のインパクトが強すぎて凡庸に聴こえてしまう。
ん〜、反田恭平恐るべし。

アンコールは弦セレ。
あれっ?
ついこの火曜日にも聴いたばかりだ。
どうもこの頃かぶり気味だなぁ。

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