新イタリア合奏団2014年11月25日

平成26年11月25日(火)
新イタリア合奏団@紀尾井ホール

ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
-------------------------------------
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番
 ~ アンコール曲 ~
 ヴィヴァルディ:弦楽のための協奏曲ト長調P.143 RV.151「田園風」より第1楽章
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番BWV.1067よりバディネリ
 J.S.バッハ:管弦楽組曲第3番BWV.1068よりアリア

前半は超ポピュラーな「四季」。
「イタリアの作曲家の曲をイタリア人が演奏するから、きっと流麗で明るくて軽やかな四季だろう」と思っていたらとんでもない!
彼らの奏でるヴィヴァルディは、重厚で湿り気を帯びたヘビー級のパンチのよう。
コンマスのフェデリコ・グリエルモの演奏は非常にアグレッシブ。
聴衆に喧嘩を売っているんじゃないかと思うほど。
いやはや、こんなに「おどろおどろしい」ヴィヴァルディの四季、初めて聴いた!

後半はバッハ。
前半は聴いていて肩に力が入ったけれど、バッハでは皆無。
彼らの奏でるサウンドはまさにバッハ。
いや~ぁ、これはドイツやオーストリアの合奏団と比べても勝るとも劣らない。
それにしてもドッペルって良いなぁ~

アンコールは3曲。サービス精神も旺盛。
良い意味で期待を裏切るヴィヴァルディと王道を行くバッハ。
とても価値ある良いコンサートだった。




カウンター カウンター