デュオ・アマル再び!2014年11月13日

2014年11月13日(木) 
武蔵野市民文化会館 小ホール

ビシャラ・ハロニ(Pf)
ヤロン・コールベルク(Pf)
 

プロコフィエフ(寺嶋陸也編):交響曲第1番 ニ長調「古典交響曲」 
ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
--------------------------------
ストラヴィンスキー:春の祭典 
 ~ 以下アンコール曲 ~
 アヴネル・ドルマン:カルシラマ
 ショスタコーヴィチ:2台のピアノのためのコンチェルティーノ

∽∽∽ 毎度おなじみ「武蔵野文化事業団」のキャッチコピー ∽∽∽
■今回
 民族の壁を越えた"奇跡のスーパー・デュオ"
バレンボイム、メータ、マゼールらがソリストに抜擢した新星ビシャラ・ハロニ
カーネギーホールなどの世界最高のホールに次々デビュ-!ヤロン・コールベルク
武蔵野での衝撃デビューを経て、再演を求める皆様の熱い期待にお応えし、再来日公演が決定!ストラヴィンスキーの傑作にして、演奏機会の限られる超難曲『春の祭典』『ペトルーシュカ』2曲を一気に聴くチャンスは見逃せません

■前回
 ユダヤ人とパレスチナ人、2人のピアニストが組んだ"奇跡のデュオ"
バレンボイム、メータ、マゼールらがソリストに抜擢した新星ビシャラ・ハロニ
カーネギーホールなどの世界最高のホールに次々デビュ-!ヤロン・コールベルク
ビシャラ・ハロニ、ヤロン・コールベルク ―2人の天才による日本で1回だけの公演が実現!
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

彼らのピアノを初めて聴いたのは去年の4月2日。場所はここ武蔵野市民文化会館の小ホール。
何気なく買ったチケットだったけど、結果は衝撃的!
あまりの感動でしばらく席を立ち上がれなかったことを今でも覚えている。

そして今回。
超満員の会場のステージに彼らが登場!
と、ピアノの上に何やらモニターらしき物を設置。さらに足元にモニターと繋がったフットペダルらしき物も…
後で調べてみると「Vaio Tap20」と言う20インチのタブレット端末。なるほど、電子楽譜ですか!

最初の曲は去年も弾いたプロコフィエフの古典交響曲。
僕の大好きな曲の一つ。
オリジナルの良さを全く損なわずに2台のピアノ用に編曲した寺嶋陸也氏の手腕に脱帽です。

さて、今回の演奏。
去年がとてもアグレッシブだったのに比べ、今年はエレガントな演奏。
こう言う弾き方も当然「あり」だろうけど、好みとしては去年かな?
ま~ぁ、それにしても良く息が合っています。

お次はペトルーシュカ。
原曲の持つ不気味さが良く出ています。
彼らの演奏も、たった2台のピアノにも係わらず、オーケストラに勝るとも劣らず音色が多彩!
場内の熱気もヒートアップしてきました。

今回の彼らの来日スケジュールを調べてみると

11月 7日(金) ザ・コンサートホール 名古屋・伏見・電気文化会館 
11月11日(火) 津田ホール 
11月12日(水) 浜離宮朝日ホール
11月13日(木) 武蔵野市民文化会館 小ホール  

去年の日本公演は、ここ武蔵野市民文化会館での1回だけだったみたいだけど、今回は4箇所4公演。
人気がうなぎ登りのようです。
問題なのは料金。
去年のはたったの1,800円で今年は2,700円。(会員料金)
武蔵野市民文化会館だからこの料金だけど、浜離宮だと5,000円。
これ以上人気が出ると困っちゃうなぁ~

後半は春の祭典!
僕が管弦楽曲や交響曲を聴き始めたのが小学生後半。
モーツァルトやベートーヴェン、そしてブラームスやチャイコフスキーを好んで聴いていた中学一年生のある時、初めてこの曲を聴いた。
その衝撃は「吐き気」となって一気に襲って来た…
恐らく、クラシックを聴いて衝撃を受けたのはこの曲が初めてじゃないだろうか?

彼らの弾く春の祭典はまさしく極彩色。
時に恐ろしく、時にコミカルに。
変幻自在に姿を変えながらエンディングまで猪突猛進。
いやはや、今回もやられました。

盛大な拍手に応えてアンコールは2曲。
1曲目は去年の正式演目だったので馴染みがあるけど、2曲目のショスタコーヴィチを聴くのは初めて。
彼らが弾いたからかも知れないけど、結構良い曲。
今度CDを探して買ってみようかな。




カウンター カウンター