優秀過ぎる後輩 ― 2014年11月09日
平成26年11月9日(日)
藤岡 幸夫+日本フィルハーモニー交響楽団@杉並公会堂
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲(Vn:尾池 亜美)
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ブラームス:交響曲第1番
~ アンコール曲 ~
ブラームス:ハンガリー舞曲第4番
いよいよ本格的にボケてきた。
計画的にチケットを購入しているはずなのに、二日続けてブラ1を聴くことになるとは…
ぼやぼやしてたら午後2時50分。
急いで家を出て自転車で杉並公会堂へ。
何とか開演に間に合った。やれやれ。
今日のソリストは尾池亜美さん。
ほぼ11ヶ月前に「ルネこだいら」で聴いて以来。
その時の曲はブラームスのヴァイオリン協奏曲、指揮は梅田俊明さん、オケは今日と同じ日フィル。
「若いのにしっかりした演奏をするなぁ」と言うのが当時の印象。
手渡されたパンフレットを見てみると、尾池さんのプロフィールが書いてある。
へぇ~、同じ杉並区の出身なんだ。何となく親近感を覚えますねぇ。
で、今日の演目はシベリウスのヴァイオリン協奏曲。
生で聴くのはいつ以来だっけ?
演奏が始まると、いやぁ~、引き込まれる~
まさに堂々たる演奏で風格すら感じさせます。
海外で揉まれて、一皮も二皮もむけたってところでしょうか。
昨日に引き続き、注目株を見つけることができて幸せです。
渾身の演奏が終わり、盛大な拍手の後、いったん舞台の袖に引っ込んだお二人がマイクを持って再登場。
藤岡さんが尾池さんのプロフィールをさりげなく紹介。
と、何と出身が僕と同じ天沼中学校だと言うじゃないですか!
あちゃ~、こんな凄い後輩がいたとは知りませんでした。
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後半はブラームスの交響曲第1番。
昨日の都響の演奏は「いまいち」だったので、今日の日フィルに期待しましょう。
始まってみると、おぉ~、良い感じです。
マッシブかつエレガントとでも言うのでしょうか、日フィルの奏者のレベルからすればかなり余力を残しながらの演奏です。
全く「りきみ」が無いので、圧倒的な音圧を受けてもとても癒されます。
オーボエやコンマスのソロもバッチリ決まり、いよいよ最終楽章。
ホルンの演奏もお見事!
そして今まで余力を残していた演奏もMax Powerへ!
まさにブラ1演奏のお手本とでも言うべき素晴らしい藤岡さんのタクト!
演奏が終わるや否や盛大な拍手とブラボーの連呼。当然と言えば当然です。
アンコールは一捻り効いたブラームスのハンガリー舞曲第4番。
生まれてこの方、この曲を聴いたのは何回目だろう?
せいぜい片手ぐらいだと思うけど、こんなに感動したのは今回が初めて。
藤岡様、素敵な演奏をどうもありがとうございました。
お陰様で良い日曜日になりました。
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