クラウス・マケラのマーラー6番2022年07月01日


2022年7月1日(金) 
クラウス・マケラ+東京都交響楽団@サントリーホール

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

都響の名演はそれなりの数を聴いてきた自負はあるけど、今までの数多くの名演の中でも抜きん出た超名演!
躍動感と音圧が半端じゃない。
音符の一つひとつが命を持っている。
マケラ、恐るべし。

追記:
パリ管は高くて行けないなぁ。

フランソワ=グザヴィエ・ロトのロマンティック1874年第1稿2022年07月03日


2022年7月3日(日)
フランソワ=グザヴィエ・ロト+ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団@東京オペラシティ

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番(Pf:河村 尚子)
 ~~~アンコール~~~
 シューベルト:楽興の時 第3番
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ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」(1874年第1稿)

前半終了。
モーツァルトの短調はいつ聴いても良いですねぇ。
休憩中のホワイエ、各階ロビーとも超満員。
このマエストロ、オケ、ソリスト、演目だから当たり前か。

後半はブルックナーのロマンティック。それも初稿。
初稿を生で聴くのは、2018年のシモーネ・ヤングがNJPを振った演奏以来。
これで3回目かな?
その中では、一番良く鳴らしていたし、オケもこの稿を良く理解しているよう。
楽しかった。

広上淳一のブルックナー7番2022年07月08日


2022年7月8日(金)
広上 淳一+日本フィルハーモニー交響楽団@サントリーホール

ブルッフ:スコットランド幻想曲(Vn:米元 響子)
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ブルックナー:交響曲第7番

ブルックナー降臨!
こんなブル7、久しぶり。
ハイティンク級と言ったら言い過ぎか?
この前のヴァイグレとは比べ物にならない名演だった。

ノットのブルックナー5番2022年07月16日


2022年7月16日(土)
ジョナサン・ノット+東京交響楽団@サントリーホール

ラヴェル:「鏡」より「海原の小舟」(管弦楽版)
ベルク:「七つの初期の歌」(Sp:ユリア・クライター)
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マーラー:交響曲第5番

終演20:12。
細かい所はさておき、気持ちの良い5番だった。
さすがノット監督、ツボを心得ている。
オケも尻上がりに良くなってきて、アダージェットは泣けたわ。
ありがとうございました。

アレホ・ペレスのショスタコーヴィチ2022年07月22日


2022年7月22日(金)
アレホ・ペレス+読売日本交響楽団@サントリーホール

エトヴェシュ:セイレーンの歌[日本初演]
メンデルスゾーン:ヴァイオリンとピアノのための協奏曲
(Vn:諏訪内 晶子、Pf:エフゲニ・ボジャノフ)
 ~~~アンコール(ソリスト)~~~
 フォーレ:夢のあとに
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ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」

エトヴェシュのセイレーンの歌は2年前に作曲された曲。
良し悪しはワタクシにはわかりません。

メンデルスゾーンのヴァイオリンとピアノのための協奏曲は初めて聴く曲。
なので、偉そうなコメントはできないけどメンデルスゾーン的には「並」かなぁ?
ソリストの2人が抜群に上手いし、指揮もそつが無いから最後まで楽しめたけど、些か冗長に感じたのはワタクシだけかな?
「夢のあとに」で救われた感あり。

そして、ショスタコーヴィチ。
偉そうに言うと「分かってるねぇ~」の一言。
ショスタコーヴィチが何を言いたいのかを理解していることは当然として、それを聴き手に最大限の魅力をもって伝える術を熟知している感じ。
ショスタコーヴィチの名手と言っても過言ではないでしょう。
ショスタコーヴィチ・ツィクルスを日本でやってくれないかなぁ。

ミッキーのブルックナー9番2022年07月29日



2022年7月29日(金)
井上 道義+読売日本交響楽団@ミューザ川崎

ハイドン:交響曲第45番「告別」
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ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)

後半のブルックナー9番。
予想に反して徹頭徹尾インテンポ。
変化球は一切なし。
愚直さと言うのか、あまりの潔さに感動を通り越して驚かされた。
これはマエストロのブルックナーへのリスペクトを最大表現したものなのか?
はたまた、最後の交響曲と言うことで、我々への告別を意味したものなのか?
余韻に浸りながら帰路についた。
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