フランス VS タイ ― 2015年05月16日
平成27年5月16日(土)
エド・デ・ワールト+NHK交響楽団@NHKホール
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」
ラヴェル:シェエラザード(MS:マレーナ・エルンマン)
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ショーソン:愛と海の詩(MS:マレーナ・エルンマン)
ドビュッシー:交響詩「海」
全くの「思いつき」で行ってきましたN響のC定期。
チケットを購入したのは、つい一昨日。
一番安い自由席1,500円也。
元々はジンマンが振る予定だった演目、果たしてワールトはどう料理するのでしょう?
いつものように原宿駅で下車。
代々木公園を右手に進み、その先の横断歩道を左折。
と、とんでもない人の数!
一体、何千人いるんだろう?
もしかしたら、一万人以上?
なるほど、第16回タイ・フェスティバルですか。
いつも5倍以上の時間を費やし、ようやくNHKホールに到着。
いやはや、すでにお疲れモード。
中に入ると、しっかりタイ・フェスティバルに関する注意書きが…
本当はタイ・フェスティバルで地元のビールを吞みたかったんだけど、人の多さに圧倒されて逃げてきたので呑めなかった。
と言い訳して、NHKホールの売店でビールを注文。
美味い!
最初の曲はラヴェルの「マ・メール・ロワ」。
ここNHKホールの残響はかなりデッド。
個人的には好みでないけど、今日はそのデッドさが功を奏したのか、とても音がクリアで美しく聴こえてくる。
ん~?
何でだろう?
もしかしてワールトの手腕かな?
2曲目と3曲目はスウェーデン出身のメゾ・ソプラノ「マレーナ・エルンマン」が素晴らしかった!
3階の自由席から聴いたので減衰も甚だしいはずなのに、エルンマンの歌声はとても心に染みる。
この2曲とも「お初」だったけど、エルンマンのお陰ですっかり気に入ってしまいました。
最後はドビュッシーの交響詩「海」。
前の3曲が若干おとなしめだったので、最後はチョット豪快に。
やっぱりワールトって、凄い指揮者だわ。
あっ、それと、そもそもはこれら4曲を振るはずだったジンマンの選曲にも拍手。
やっぱフランスは良いねぇ~。
残念だったのは、「ブラボーウーマン」。
曲の最後の一音が奏でられるや否や「ぎゃ~」とも「わ~」ともつかないとんでもない絶叫。
折角の名演もこれでは台無し。
サントリーホールや芸劇ではブラボーに関する注意もアナウンスしているけど、何でNHKホールじゃやらないんだろう?
頼みますよNHKさん。
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