第11回 ストラディヴァリウス・サミット・コンサート2015 ― 2015年05月30日
2015年5月30日(土)
ベルリン・フィルハーモニック・ストラディヴァリ・ソロイスツ@サントリーホール
モーツァルト:セレナーデ第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」
テレマン:ヴィオラ協奏曲
ベートーヴェン:ロマンス第2番
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バッハ:管弦楽組曲第3番から「G線上のアリア」
チャイコフスキー:弦楽のためのセレナード
~ アンコール曲 ~
グリーグ:組曲「ホルベアの時代より」から第1楽章
モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調K136(125a)から第3楽章
四谷駅で南北線に乗り換えた。
南下するつもりが北上してしまった。
後楽園まで来て、ようやくその事に気がついた。
バカだなぁ。
開演5分前にサントリーホールに到着。
何とか間に合った。
ステージ上にベルリンフィルの精鋭たちが現れた。
チェンバロ奏者を含めて総勢13名。
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」で演奏を開始。
一糸乱れぬ完璧な演奏だ。
そして、その音色。
ふくよかで、絹のように滑らかで、とても優しい。
特にピアニッシモがとてつもなく美しい!
2曲目はテレマンのヴィオラ協奏曲。
今回のコンサートにやって来た一番の目的がこれ。
ん~、ヴィオラのマイルドな音色、好きだなぁ~
今回の演奏は悠然と流れる大河のよう。
カデンツァも通常に比べて若干長め。
演奏はとても丁寧。
悪い言い方をすると、若干安全運転気味。
ガツンとしたインパクトがもうチョットあると言うこと無し。
後半のメインディッシュはチャイコフスキーの弦楽のためのセレナード。
前半がアクセル60%とすると、ようやく80%ぐらいまで踏み込んできた。
やっぱりこのぐらい元気がある方が良いなぁ。
それにしても、残響がこれほど美しい演奏、初めて聴いた。
アンコールのグリーグ、お初たけど良い曲だなぁ。
来週の6月3日は全曲演奏か…
聴きに行ける人は幸せだなぁ。
2曲のアンコールが終了してステージから立ち去る最後、ベルリンフィルの精鋭たちは各々携えている名器を高々と掲げ「これらにも拍手を!」とアピール。
彼らにとっても、ストラディヴァリって特別な存在なんだろうなぁ。
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