大いに期待して良さそう2015年04月08日

平成27年4月8日(水)

大野 和士+東京都交響楽団@東京文化会館
マーラー:交響曲第7番「夜の歌」

CDでは数多く聴いてはいるものの、今までに生で聴いたことはアマオケ1回、ジンマン+N響、インバル+都響、シャイー+ゲヴァントハウス管、インキネン+日フィルの5回にとどまっている。
この中で素晴らしかったのはシャイーとインバルのみ。
ジンマンは最悪だった。
さてさて今回の大野さん、どうなることやら…


結果は良好。

派手な緩急強弱は一切なし。
人によっては物足りなさを感じるかも。
でも、キレと凄みが半端じゃない。
ギーレン+南西ドイツ放送響に匹敵するレベル。
若干ルバート気味にも関わらず、威風堂々とした剛直な佇まいには素直に脱帽。

そして「剛」な面だけでなく時折見せる「柔」な面、これが実にチャーミング。
こう言う表現ができるとは、失礼ながら思っていませんでした。

今後の大野+都響。
大いに期待して良さそう。

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