聖夜に贈るクリスマス・コンサート ― 2014年12月16日
平成26年12月16日(火)
ラデク・バボラーク(Hrn)&アシュレ・バールタ(Org)@東京芸術劇場
バッハ:コラール「われらが神はかたき砦」
アリア「汝、わがそばにあらば」
コラール「目覚めよ、と呼ぶ声あり」
ブラウン:「無伴奏ホルンのための12の前奏曲」より(Hrn Solo)
第7曲 モデラート
第8曲 テンポ・ルバート
第11曲 アレグロ・スケルツァンド
リスト:バッハの名による前奏曲とフーガ(Org Solo)
ブルックナー(ボク編):「交響曲第7番」より第2楽章
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ボク:ホルンとオルガンのためのマニフィカト(委嘱新作)
ヤナーチェク:「グラゴル・ミサ」より第7楽章 オルガン・ソロ(Org Solo)
サン=サーンス:ホルンとオルガンのためのアンダンテ
ボク:「夢見るクリスマス・キャロル」
第1曲 神の御子は今宵しも
第2曲 クリスマスの朝露
第3曲 聴け、キリスト教徒よ
第4曲 聖なる御子がお生まれになった
第5曲 勝利
第6曲 良きウェンセスラス王
第7曲 人が歩んで出来た道
第8曲 ハレルヤ
通常のコンサートと違って、今回の舞台は2階。
2時間も上を見上げていたので、首がちょっと疲れました。
舞台の両サイドにステンドグラス風のシルエットが投影され、教会の雰囲気が出ています。
パイプオルガンもライトアップされ、いつにも増して煌びやかな佇まい。
時間とともに、赤、青、黄とその姿を変えて行きます。
リストのオルガン曲はお初だったけど、素晴らしいの一言。
その曲調はリストっぽくもあり、バッハっぽくもある、何とも言えない独特の味わい。
リストがバッハをリスペクトしていることが良く分かります。
そして、今回のコンサートで一番聴きたかったブルックナー。
バボラークのホルンは相変わらずふくよかで美しく、バールタのオルガンも荘厳かつ繊細。
でも、この2人の名手をもってしても、今一つ感動を覚えない。
理由は編曲。
原曲の良さを最大限に引き出しているとはお世辞にも言えません。
ん~、ちょっと期待外れで悔しいなぁ。
後半では何と言ってもサン=サーンス。
この前の音楽大学オーケストラでも、バボラークの吹いたサン=サーンスが素晴らしかったけど、今回もそれにも増してオシャレでチャーミング。
やっぱりサン=サーンスって偉大だなぁ。
全体としては、色々な曲を楽しめたのは良かったけど、逆に焦点がボケてしまってまとまりが無かったのがチョット残念でした。
(追記)
パンフを見て初めて知ったけど、芸劇のパイプオルガンは一つじゃないんだ。
ルネッサンス&バロック・オルガン、見てみたいなぁ~
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