日フィルのマーラ「悲劇的」2014年06月28日

ピエタリ・インキネン+日本フィルハーモニー交響楽団@サントリーホール

シベリウス:交響詩「夜の騎行と日の出」
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マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

インキネンの指揮には極端なデュナーミクやアゴーギグは全くなし。
なので、勝負は全体の構成力。
いやはや、今思い起こしてもすばらしいの一言。
それだけではなく、いわゆる「つなぎ」の部分にも細かい彩りが加えられていて、脱帽ものです。

それにも増して、今日の日フィルは神がかり的。
木管、金管を初めとして全員がほぼノーミス。
それは良くあることとしても、80人規模の音がこれほど濁りなくハモるのはまずないんじゃないでしょうか?

今日の席はP席。
なので、演奏者の譜面が良く見えます。
主席オーボエや主席トランペットのそれには、要所要所に注意点が赤書きされています。
何となく微笑ましい光景です。

このところの日フィルは、某N響のように良い時と悪い時があるように思えますが、今日は「当たり」でした。
次も当たりだと良いんですが…


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