レクイエム2014年06月12日

2014年6月12日(木)
パオロ・カリニャーニ+読売日本交響楽団@サントリーホール 

ソプラノ:並河 寿美、メゾ・ソプラノ:清水 華澄、テノール:岡田 尚之、バス:妻屋 秀和 
合唱:新国立劇場合唱団、合唱指揮:三澤 洋史 


ヴェルディ:レクイエム 

係の女性から今日のプログラムを受け取ると、その中に読響の名誉指揮者ブルゴス氏が昨日11日にスペインで逝去されたとの訃報が。 
今日のコンサート、本当の意味でのレクイエムになってしまいました。 

個人的には「歌付き」の曲は滅多に聴きません。 
なぜなら、言葉が耳に入ってくると、どうしてもその意味を解釈しようと頭を働かせてしまうから。 
英語だってほとんど聞き取れないないのに、今回はラテン語。 
分かる訳がありません。 

でも、そんなことはどうでも良く、理屈抜きに凄かった! 
「怒りの日」の大合唱、いやはや全身が総毛立ちました。 

ソリスト達もお上手。 
オケの大音量にちっとも負けていません。 
特にメゾ・ソプラノの清水華澄さん。 
しびれました! 


カリニャーニのタクトが止まり、その後、1分にも及ぶ無音の世界。 
そう、ブルゴス氏への哀悼の意を指揮者、演奏者、そして聴衆のみんなで… 

こういうコンサートがあるから、クラシック好きは止められません。 



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