デュオ・アマル2013年04月02日

2013年4月2日(火)
武蔵野市民文化会館 小ホール

ビシャラ・ハロニ(Pf)
ヤロン・コールベルク(Pf)

シューベルト:幻想曲 ヘ短調
アブネル・ドルマン:カルシラマ
プロコフィエフ(寺嶋陸也編):交響曲第1番 ニ長調「古典交響曲」
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オッデ・タミミ:アマル
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲第1番「幻想的絵画」
 ~ 以下アンコール曲 ~
 ストラヴィンスキー:ペトルーシュカより「ロシアの踊り」
 プロコフィエフ(寺嶋陸也編):交響曲第1番 ニ長調「古典交響曲」より第4楽章

 ユダヤ人とパレスチナ人、2人のピアニストが組んだ"奇跡のデュオ"
バレンボイム、メータ、マゼールらがソリストに抜擢した新星ビシャラ・ハロニ
カーネギーホールなどの世界最高のホールに次々デビュ-!ヤロン・コールベルク
ビシャラ・ハロニ、ヤロン・コールベルク ―2人の天才による日本で1回だけの公演が実現!

と言う、武蔵野文化事業団の例の如く大げさなキャッチコピーにつられて聴くことになったピアノ・デュオ。
 いやはや、この2人は並じゃない、天才だ!
1,800円のコンサートだけど、18,000円の価値があると言っても過言ではない。
テクニックもさることながら、音楽に対する情熱がひしひしと伝わってくる、久しぶりに心震えるコンサートだった
ありがとうございました!
NHKのBSで放映されるとのこと、今から楽しみです。

山田 和樹2013年04月13日

2013年4月13日(土)

山田 和樹+日本フィルハーモニー交響楽団@東京オペラシティ

ブラームス:大学祝典序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(Vn:成田 達輝)
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サン=サーンス:交響曲第3番「オルガン付き」(Org:長井 浩美)
 ~ 以下アンコール曲 ~
 シベリウス:フィンランディア

 昨年、「渡邉曉雄音楽基金音楽賞」「齋藤秀雄メモリアル基金賞」「文化庁芸術祭賞音楽部門新人賞」と、よくもこれだけ受賞したもんです。

 で、感想を素直に述べれば、良くも悪くも「そつがない」指揮でした。
メンコンでのソリストの引き立て方や、「オルガン付き」での起承転結など、老練とも言えるタクトでした。
 敢えて言えば、アンコールのフィンランディアはともかく、他の曲ももう少し若さ溢れる指揮をして欲しかったなぁ。

フランス・ブリュッヘン2013年04月15日

4月15日(月)
フランス・ブリュッヘン+新日本フィルハーモニー交響楽団@すみだトリフォニーホール

シューベルト:交響曲第5番変ロ長調
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シューベルト:交響曲第8(9)番ハ長調「ザ・グレイト」
 ~ 以下アンコール曲 ~
 シューベルト:「ロザムンデ」間奏曲第3番

 きめの細かい、上質なシューベルトでした。
底力のある新日本フィルとはいえ、指揮者が違うとこんなにも演奏が違ってくるものなのでしょうか。
割れんばかりの拍手とスタンディング・オーベーションも当然と言えば当然。
自分の今後の人生で、これ以上のシューベルトを聴くことのできる可能性はそんなにはないでしょうねぇ。

飯守 泰次郎2013年04月19日

2013年4月19日(金)
飯守 泰次郎+東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団@東京オペラティ

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調
(Pf:菊池 洋子)
 ~ 以下アンコール曲 ~ 
 クルターグ:ファルカシュ・フェレンツに捧げるオマージュ
 バッハ(マイラ・ヘス編曲):主よ人の望みの喜びよ ※上記に引き続き演奏
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ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調

 前半はモーツァルトのピアノコンチェルト21番。
1月のセゲルスタム+読響のときも思ったけど、菊池さんってモーツァルトがお上手。
力まず、かと言って非力ではなく、大げさでなく、かと言って単調にもならず、優雅に楽しげに、軽やかに弾ききる様は流石。
カデンツァは菊池さん自らの作曲と知って、またまた関心。
アンコールは現代曲とバロックのコラボ。いやぁ~痺れました。

 後半はブル5。
飯守さんの圧巻のタクトにより、楽章が進むに連れ、会場のテンションが上昇して行くのが肌で感じられる。
最終楽章で飯守さんが一拍調子を間違えてしまったため、一瞬オケが凍り付いたけど、まあご愛敬。
日本が誇るブルックナー指揮者」の一人と言っても過言ではないでしょう。

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