広上淳一のラフマニノフ ― 2022年03月04日
山田和樹 諸々 ― 2022年03月08日
鈴木優人と松田華音 ― 2022年03月11日
沼尻竜典のラヴェル ― 2022年03月12日
川瀬賢太郎と亀井聖矢 ― 2022年03月23日
高関健のマーラー9番 ― 2022年03月26日
2022年3月26日(土)
高関 健+東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団@東京オペラシティ
マーラー:交響曲第9番
まず第一に、オケにブラボー!
最後まで集中力を切らさずマエストロの棒に食らいついていて心が震えた。
個人的にマーラーの交響曲の中で一番好きなこの第9番。
「死」がテーマなのは当然として、その「死」に至る過程が楽章が進むごとに色濃くなって行く...と言う解釈なのかな? と思いきや、今回のマエストロはどちらかと言うと第一から第三楽章が「陽」、最終楽章が「陰」的な表現をしていたように感じた。
あくまでも個人的感覚なので真意は分からないけど。
何れにせよ、非常にハイレベルでマーラーらしい正に名演だった。
天晴れ!
アラン・ギルバートのブルックナー7番 ― 2022年03月27日
2022年3月27日(日)
アラン・ギルバート+東京都交響楽団@サントリーホール
ソルヴァルドスドッティル:メタコスモス(2017)[日本初演]
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ブルックナー:交響曲第7番(ノヴァーク版)
タケシのブルックナーは気を衒わない、実直で、雑味の無い、心温まるものだった。
このぐらいの年齢だと、色々と小細工をしたがる指揮者が多い中、フレッシュなプレーンヨーグルトを出してくるとは恐れ入りました。
これだけ「普通」の7番を聴かされると、賛否両論がありそうだけど、ワタクシは大いに心揺さぶられました。
都響も、完璧とは言えなかったものの、全体的にバランス良く鳴っていて個人的には大満足。
いいブルックナーをありがとうございました。
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