寺神戸 亮2013年02月04日

2013年2月4日(月)
寺神戸 亮(バロック・ヴァイオリン)+フレデリック・ハース(チェンバロ)@武蔵野市民文化会館 小ホール

バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ロ短調 BWV1014
バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004(ヴァイオリン・ソロ)
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バッハ:イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811(チェンバロ・ソロ)
バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第2番 イ長調 BWV1015
 ~ 以下アンコール曲 ~
 バッハ:ヴァイオリン・ソナタ第4番 ハ短調 BWV1017より第1楽章 Largo

 あの寺神戸亮を間近で聴くことができるとは何という幸せでしょう。
演目はオールバッハ。期待せずにはいられません。

 最初に違和感を感じたのは、フレデリック・ハースの奏でるチェンバロでした。
元来、チェンバロはピアノに比べて、良く言えば上品で奥ゆかしい音色、悪く言えば貧弱な音量なのは周知のことですが、今回のチェンバロの中低音部は何とも言えない不快な「くぐもった」音がしたです。
さらに、ハースが力一杯演奏すると、チェンバロ自体ががたついた音を発するので、最初は何が起こったのかと訝しがった程でした。
ごく微妙なレベルではあったのですが…

 寺神戸亮のバロック・ヴァイオリンはどうだったかと言うと、虚飾を廃したピュアな演奏でそれなりに満足させて頂きました。
ただ、老成していない自分としては、もう少し明暗を織り交ぜた選曲でも良かったのではないかなぁと思った次第です。
アンコールのヴァイオリン・ソナタ第4番がなかったら、恐らく暗い気分のまま帰路についたことでしょう…


三要素2013年02月07日

 ここ十数年、TVドラマ「相棒」にはまっています。
主演の水谷豊さんと言えば、一番古い記憶ではNHKの「男たちの旅路」でしょうか。
あの、水谷豊さん演じる軽妙なキャラクターと主演の鶴田浩二さんの男臭さの掛け合いが毎回毎回楽しみでした。
 あのショーケン主演の「傷だらけの天使」や、古くは「マグマ大使」や「バンパイヤ」にも出演されていますが、ドラマの重厚感ではやっぱり「男たちの旅路」が一押しですね。

 視聴者がTVドラマをどの様に見ようと勝手なことですが、面白いドラマには次の三要素が備わっているのではないでしょうか。

①道路 ②車 ③運転手

本格的なオフローダーは別として、車は道路が無ければ走れませんし、運転手の腕次第で車の走りも変わってきます。

これを「道路→脚本」「車→俳優」「運転手→監督、プロデューサー、スタッフ」と読み替えると、

①脚本 ②俳優 ③監督、プロデューサー、スタッフ

となります。

 そこで本題です。
Twitterやファンサイト上でも意見が交わされていますが、最近の脚本がイマイチなのです。
犯行の動機に説得力がなかったり、ストーリー展開が強引だったり、そもそもストーリーが面白くなかったり… これでは俳優陣がいくら頑張っても、監督がいくら魂を込めても、上質なTVドラマにはなり得ません。
不味い素材をいくら高名なシェフが調理しても、最高級の料理にはなり得ないのと同じことです。

 今回のSeason11で腑に落ちた、感情移入できたのは、今のところ「第4話:バーター」「第8話:棋風」「第12話:オフレコ」「第13話:幸福な王子」ぐらいでしょうか。確率30%ではちょっと寂し過ぎます。Season1の場合、全12話どれをとっても上質に仕上がっているのと比べると、同じドラマとは思えないほどです。

 この時期、もう最終回の撮影が始まったか、そろそろ終わる頃なのか分かりませんが、今回のSeason11も残り4~5話。
Season12では是非巻き返しを図って頂きたいものです。

湯島天神2013年02月10日

 苦しい時の神頼みで湯島天神を参拝することに。
この時期になると、梅の蕾もほんの少し大きくなり始めています。

フジテレビのクルー達も撮影していました。

さすが湯島天神。絵馬でいっぱいです。

帰りは秋葉原まで歩いて行くことに。湯島天神のすぐそばにはこんな店が…

15分ぐらいで秋葉原に到着。さすが秋葉原、ドンキもAKBしてます。

日差しがたっぷりで、日なたは暑いぐらいの良い陽気でした。

金井 寛2013年02月14日

 相棒ファンの間では「脚本が劣化している」と言われて久しいですが、昨日の第15話「同窓会」はどうだったでしょうか?

 脚本家は金井 寛。Season11第8話「棋風」も書いています。
見ず知らずの元教師の老人に教え子と勘違いされ…、その同窓会に参加することになり…、カイト君も何故だか同行して…、同窓会会場の料亭では、たまたま隣の部屋が空いていたのでカイト君はそこに居ることになり… と、チョット強引なイントロではありましたが、ストーリーの本流は、人を想うこと、罪に対する罪悪感は一生消えないこと、人は愚かだけど愛おしいこと…等々をジンワリと表現していて、自分好みの脚本でした。

 さらに、今回のメインゲストは近藤 正臣。
僕らにとっては「柔道一直線」のキザな奴と言うイメージでしたが、年齢を重ねられてまさに円熟の演技でした。後からジワジワ蘇ってくる名演だったと思います。
志垣太郎は相変わらずでしたが…

 いずれにせよ、金井 寛。
今後の活躍を期待しています。

下野 竜也2013年02月18日

2013年2月18日(月)
下野 竜也+読売日本交響楽団@サントリーホール

ブルックナー:交響曲第5番 変ロ長調

 読売日本交響楽団 正指揮者・下野竜也“卒業”公演《有終のブルックナー》
と銘打たれた公演。
果たしてどんな演奏を聴かせてくれるのでしょうか?


 メリハリの効いた溌剌としたブル5だった。
主旋律を強調し、朗々と歌わせたかと思うと、一変して長めのゲネラル・パウゼで
聴き手の息を詰まらせたりと、なかなか心憎い演出

 逆を言えば些かサービス過剰。
もうチョット抑えめでも良かったのでは?

とにかく、オケの皆さん、お疲れ様でした。

ブル9最終楽章付-その22013年02月23日

ブルックナー 交響曲第9番(第4楽章付)補筆完成版
サイモン・ラトル=指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、2012年録音

 以前、親愛なるインバル翁の第4楽章付を聴いた時は「取って付けた」感が否めなかったが、このラトル+ベルリン・フィルは結構聴ける。
少なくとも、この交響曲が元々4楽章構成だったことに納得させられる。
当たり前と言えば当たり前だけど…
 

 じゃあ、この演奏と従来の3楽章までの演奏、どっちが好きかと問われれば、答えは後者。
慣れってものは恐ろしいですねぇ。

井上 道義2013年02月27日

2013年2月27日(水)
井上 道義+新日本フィルハーモニー交響楽団@東京芸術劇場

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(Pf:イリヤ・ラシュコフスキー)
 ~ 以下アンコール曲 ~
 プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番よりエンディング
 チャイコフスキー(ラフマニノフ編曲):ララバイ
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チャイコフスキー:交響曲第5番

 前半のピアノコンチェルトの奏者ラシュコフスキーは、今年度の浜松国際ピアノコンクールで第1位となった新鋭。

で、結果はと言うと、28歳とはとても思えない腰のすわった貫禄のあるチャイコフスキーで心底驚かされました。
井上道義のタクトも歌心があって最高でした。

 演奏が終わるや否や割れんばかりの拍手とブラボーの嵐。
その興奮が冷めやらぬうちに、井上道義がマイクを持って浜松国際ピアノコンクールの顛末を説明。そして舞台の袖に引っ込んでいたラシュコフスキーをステージに呼び戻し、ラシュコフスキーが本選で演奏したプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番のエンディングをアンコールとして披露。
なるほど、こりゃ優勝するのも当たり前ですねぇ。
 
 後半はチャイ5。
慣れ親しんでいる曲ではありますが、良い指揮者が巧いオケを操るとやっぱり良いもんですねぇ。
「チャイコフスキーには演歌の心がある」と言う人もいますが、ホント、心揺さぶられますねぇ。

 今回のコンサートはA席でも3,800円。
とてもコスパに優れた素晴らしいコンサートでした。


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