西本智実のタコ52015年01月17日

2015年1月17日(土)

西本 智実+日本フィルハーモニー交響楽団@サントリーホール

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
(Pf:児玉 桃)

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ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」
 ~ アンコール曲 ~
 チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」より「花のワルツ」



まずは新宿の鷹丸鮮魚店で腹ごしらえ。
ここのネタは新鮮で美味しいんだけど、一人だと一品のボリュームが多過ぎ。
やはりツレが必要です。

燃料をチャージしたらサントリーホールへ。
前半はチャイコン。
冒頭のホルンの咆哮から良い味出してます。
西本さんのタクトも奇をてらわない、でも決して無味乾燥ではない王道を行くもの。

でも、肝心のピアノが今一つ。
集中力に欠けると言うか、気持ちが入っていないと言うか、やる気が感じられないと言うか、所々で普段ならあり得ないミスタッチがあったり、リズムが乱れたり、オケとの歩調に乱れがあったり…
ん~、児玉さん、一体どうしたんだろう?

最後の一音の響きが消えたのを見計らって席を立つ。
今日の席はP席の端っこ。
通路際なので他のお客さんの迷惑にならなくて良かった。

ホワイエで気分転換のため白ワインを注文。
と、会場の拍手がもう鳴り止んだ。
アンコールなしで早々に休憩時間に突入。
他のお客さんも分かってるなぁ~

後半はタコ5。
このベタな名曲を西本さんはどう料理してくれるんでしょう?

結果は「素晴らしい」の一言。
特に構成力が問われる第3楽章が秀逸。
並の指揮者が振ったら退屈になってしまう中盤も、艶やかに演出。
西本さん、腕を上げましたねぇ~

また木管、特にフルートとオーボエが秀逸。
キレキレの演奏で西本さんのタクトに華を添えて盛り立てる。
う~ん、こう言う演奏をされると指揮者は嬉しいだろうなぁ。

今回のコンサート。
前半のマイナスを加味しても、十分に聴き応えのある素晴らしいものだった。
その余韻を引き摺りながら、もう一度新宿へ。
ゴールデン街はまだ始まったばかりだから…

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