1月14日(水):有意義な平日の午後2015年01月14日

今日は午後半休。 
現在、12時ちょっと過ぎ。 
15時迄に東京文化会館に着いていれば良いので、上野手前で電車から降り、まずは湯島天神へ。 
次男坊がこの4月からいよいよ高校三年生。 
本当に勉強が嫌いみたいだけれど、菅原道真様、何卒宜しくお願い申し上げます。 

湯島天神から徒歩でアメヤ横町へ。 
風が冷たいけど気持ち良い。 

入った店は「神田っ子」と言う大衆酒場。 
さっそく生ガキやモツ煮を注文。 
いや〜ぁ、美味い! 
生ビール、ハイボールの後の日本酒は、鳥取の「こなき超辛純米」。 
ラベルはゲゲゲの鬼太郎に出てくる「こなきじじい」。 
すっきりした辛口で何杯でもいけそう。 
でも、あまり酔っぱらう訳にはいかないので一杯で終了。 




今日のメインイベントは「東京文化会館バックステージツアー」。 
普段見ることのできないステージ裏や楽屋を覗けるので、とても楽しみ。 
参加メンバーはシニア層がメイン。 
さすがに休みまでとって参加するサラリーマンはいないか… 

最初はステージへ。 
オペラを上演する場合はステージ前方が一段下がり、オーケストラピットに変身。 
今回初めてそこに立ってみたけど、予想以上に狭いことに驚いた。 
オケのメンバー、「汗かき」だと大変そう。 

ここ半年ほど改修工事で閉館していたけど、はっきり言ってどこが変わったか全く分からない。 
耐震工事の他に何をやったのか係の人に聞いてみると、目に見えて分かるのはトイレの「ウォシュレット化」とのこと。 
一番のアピールポイントは空調工事だそうだけど、目に見えないのがとても残念。 
でも、今までは夏場だど1階と5階で5℃ぐらいの温度差があったのが、今回の工事で1℃以内になったと係の人が胸を張っていた。 

その5階では、ステージ上にいるメンバーにスポットライトを当てる経験をさせてもらった。 
実際に操作してみて感じたのは、「照明係の人、動きの激しいバレエとかだと大変だろうなぁ」と言うこと。 
僕には巧くやる自信は全くありません。 

5階から1階へ降り、またステージへ。 
係りの人がステージ前方中央の床にある蓋を開けると、奈落に向かって梯子が設置されている。 
そこから別の係りの人が梯子を上ってきた。 
いや〜ぁ、窮屈そう。 

これはオペラなどの進行係(専門用語で「プロンプター」)が演者に指示をするための管制塔。 
演者の中には緊張のあまり歌の出だしを忘れる人もいるらしく、そういう時にプロンプターがその出だしを歌って教えたりするらしい。 
だから、本番で変なタイミングで歌や怒鳴り声が聞こえてきたら、「あっ、プロンプターだ!」と思ってくださいとのこと。 
へ〜ぇ、良い勉強になりました。 

ステージから楽屋に降りる。 
ステージ裏もそうだけど、楽屋までの道のりでも至る所にサイン、サイン、またサイン。 
バレエやオペラ出演メンバーのサインが特に多そう。 

東京文化会館で最初にサインした人は誰なのか尋ねてみると、係りの女性がパラパラと手元の資料をめくり教えてくれた。 
答えは1967年にフィラデルフィア管弦楽団が来日した時の指揮者、ユージン・オーマンディ! 
ステージ下手の高さ1.5mぐらいの所に黄色いチョークで1967と太い字で書かれている。 
「よし、撮ろう」と思ってスマホを胸ポケットから取り出すと、何とバッテリー切れ! 
痛恨の極みとは正にこのこと。 

今回のこのツアー。 
傷害保険料を含んで参加費500円也。 
こんなに貴重な経験をさせてもらってこの料金はタダみたいなもの。 
また機会があったら参加したいな。 




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