ミッキーの千人 ― 2018年10月03日
2018年10月3日(水)
井上 道義+読売日本交響楽団@東京芸術劇場
S1(いと罪深き女):菅 英三子
S2(贖罪の女):小川 里美
S3(栄光の聖母):森 麻季
A1(サマリアの女):池田 香織
A2(エジプトのマリア):福原 寿美枝
T(マリア崇拝の博士):フセヴォロド・グリフノフ
Br(法悦の教父):青戸 知
B(瞑想する教父):スティーヴン・リチャードソン
合唱:首都圏音楽大学合同コーラス、TOKYO FM少年合唱団(合唱指揮:福島 章恭)
マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」
読響のアンサンブル、合唱団の涼やかな歌声はまるで水墨画のような美しさ。
こんなデリケートな8番は聴いたことがない!
でも、これって真の8番なのかな?
イーモリ公ダウン ― 2018年10月08日
インキネンのブルックナー9番 ― 2018年10月12日
権代敦彦とマーラー4番 ― 2018年10月13日
2018年10月13日(土)
川瀬 賢太郎+神奈川フィルハーモニー管弦楽団@横浜みなとみらい
権代 敦彦:子守歌 ~メゾソプラノ・ピアノ・児童合唱とオーケストラのための~
(Ms:波多野 睦美、Pf:野田 清隆、合唱:横須賀芸術劇場少年少女合唱団)
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マーラー:交響曲第4番(S:市原 愛)
前半の権代敦彦。
全くのノーマークだったけど、心乱された。
凄い作曲家がいたもんだ。
参った。
後半はマーラー。
壮大な第3番と荘厳な第5番の間に挟まれたこの第4番。
ある意味、ダークホース的な立ち位置のこの曲を、マエストロは時に軽やかに、時に華麗に、時に厳粛に、一つ一つのフレーズを丁寧に紡いでいく。
いわば老練さをも感じさせる手腕はやはりただ者ではない。
神奈川フィルの面々もその意図を忠実に汲み取りマエストロと一体になって大きな物語を築き上げて行く。
そう、一言で言えば名演だった。
前半とも相まって、今日は疲れた♪
ブロムシュテット翁のブルックナー9番 ― 2018年10月14日
2018年10月14日(日)
ヘルベルト・ブロムシュテット+NHK交響楽団@NHKホール
モーツァルト:交響曲第38番「プラハ」
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ブルックナー:交響曲第9番(コールス校訂版)
後半のブルックナー。
特に第1第2楽章はインテンポに拘らず、むしろ若干拙速に流す様は、現世に生きることの慌ただしさ、煩わしさがひしひしと感じられ、何ともやるせない。
最終楽章も決して悲劇的過ず、「ただ生きているだけで幸せなんだよ」とブロム翁に諭された気分。
快速系でN響の名盤と言えば、マタチッチとの8番が想起されるけど、この9番もN響快速系名盤と言われるようになる予感が....
ジョヴァンニ・アントニーニとヴィクトリア・ムローヴァ ― 2018年10月16日
2018年10月16日(火)
ジョヴァンニ・アントニーニ+読売日本交響楽団@サントリーホール
ハイドン:オペラ「無人島」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(Vn:ヴィクトリア・ムローヴァ)
~ アンコール曲 ~
バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番からサラバンド
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ベートーヴェン:交響曲第2番
精緻なアンサンブル、豊かな音色、絶妙な緩急強弱。
今日の読響は本当に素晴らしかった。
ムローヴァとの掛け合いも良かったし、そもそもハイドンの「無人島」序曲やベートーヴェンの交響曲第2番と言う選曲が粋だった。
失礼ながら、アントニーニと言う指揮者については全く知らなかったけど、凄い指揮者だと思うし、アントニーニを引っ張ってきた読響の事務局とエージェントは大したもんだと心から思う。
ブラボー、ブロムシュテット、ブラボー、N響! ― 2018年10月20日
2018年10月20日(土)
ヘルベルト・ブロムシュテット+NHK交響楽団@NHKホール
ハイドン:交響曲第104番「ロンドン」
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マーラー:交響曲第1番「巨人」
ブラボー、ブロムシュテット、ブラボー、N響!
まあ、この前のブルックナー9番を思えば当然かも知れないけど、
これだけストレート勝負でくるとは、さすがマエストロ。
参りました。
その棒に追従できるN響もさすがだ!
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