井上 道義 with オーケストラ・アンサンブル金沢 ― 2016年03月22日
平成28年3月22日(火)
井上 道義+オーケストラ・アンサンブル金沢@サントリーホール
武満徹:ノスタルジア-アンドレイ・タルコフスキーの追憶に-(1987)
シューマン:チェロ協奏曲(Vc:マリオ・ブルネロ)
~ アンコール曲 ~
バッハ(シューマン編曲):無伴奏チェロ組曲第5番から「サラバンド」
J.ウィア:UnLocked(1999)から第1番
バッハ:無伴奏チェロ組曲第3番から「プレリュード」
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ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
最初は武満徹のノスタルジア。
ん~、実に美しい。そして全く乱れがない。
無調の世界が心地良い。
お次のシューマン、今回のコンサートで一番楽しみにしていた曲。
さて、ブルネロはどう表現してくれるのでしょう?
結果は…
ん~、上手いけれど音量が不足している。
今回座った席がP席だったので余計にひどい。
艶やかで歌うようなチェロだけれど、時にオケの音力に圧倒されている。
こんなことだったら、正面席を選択するべきだったなぁ。
しかし、アンコールは素晴らしかった。
アンコール最初の曲は総勢4~5名、後の2曲はソロだったから廻りの音にかき消されることもなくブルネロの音を堪能できた。
後半はベートーヴェンの英雄。
OEKは個々人の力量も素晴らしいし、オケとしてのまとまりも抜群。
マエストロのリードも小細工無しの直球勝負。
ケチの付け所は見当たらない。
でも、感動は今ひとつ。何でだろう?
ホールとの相性?
それとも自分のコンディションが悪いせい?
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