実力のわりには評価されていない指揮者 ― 2014年09月19日
2014年9月19日(金)
小泉 和裕+東京都交響楽団@東京芸術劇場
エロード:ヴィオラ協奏曲(Vla.鈴木 学(東京都交響楽団ソロ首席奏者)
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ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調(1877年ノヴァーク版)
エロードって聴くの初めて。
ご存命と言うことは、カテゴリーとしては現代音楽なんだろうけど、いやはやそんなに敷居が高いと言うことはなく、穏やかで心地良い心安らぐ良い曲だった。
ヴィオラの鈴木さん、淡々と、しかし味わい深い演奏、ありがとうございました。
ハートフルな演奏を今後とも宜しくお願い致します。 m(_ _)m
後半はメインディッシュのブルックナー。
指揮者の小泉さん。
「実力の割には今一つ評価されていない指揮者のうちの一人」とかねてから思っているけど、今回も派手さは全くないものの、後からボディーブローのように効いてくる良い演奏を提供してくれてありがとうございました。
特に、第二楽章は鳥肌もの。
ブルックナーの交響曲の緩徐楽章は皆優れているけど、この第二番の第二楽章その中でもベスト3に入ると言って良い…と個人的に思っていて、それを体現してくれた氏の指揮には脱帽です。
追記:芸劇の3F。お買い得です。
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