久しぶりの生ブルックナー ― 2014年09月09日
2014年9月9日(火)19:00 開演
下野竜也+読売日本交響楽団@サントリーホール
ハイドン:交響曲第9番
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ブルックナー:交響曲第9番
日頃の不摂生がたたってか、朝から頭痛がひどかった…
のに、終業のとたんに頭痛が嘘のように消えていく。
そうです、今日は久しぶりの生ブルックナーの日です。
ちょっと早めに着いてしまったので、オーバカナルでギネスを注文。
屋外席で心地良い夜風を感じながら開演を待つことにします。
良い季節になりました。
今日の演奏、最初はハイドン。
オケの人数を数えてみると27人。
かなりの小編成です。
少人数が功を奏してか、とてもクリアで心地よい演奏です。
3楽章からなる、たった十数分の交響曲でしたけど、前菜としては十分過ぎるすばらしい演奏でした。
後半はいよいよメインディッシュのブルックナー9番。
前回の生ブルックナーは今年の4月だったので、約5ヶ月ぶり。
今年は去年に比べてブルックナーが取り上げられることが少ないような気がするのは「ひがみ」でしょうか?
ステージの上は、前半と比べものにならない程の大人数。
とても数えきれません。
しかし、これだけの大人数にも係わらず、弦から木管、金管に至るまで一糸乱れぬ見事なハーモニーを奏でます。
このところの読響はまさに向かうところ敵なし、いつ聴いてもレベルの高い演奏を提供してくれます。
今回の下野竜也のタクトは、過度な表現を抑えたまさに王道を行くすばらしいものでした。
傾向としては、尾高忠明やアンドレ・プレヴィンに通じるものを感じました。
ただ、老成していない未熟者の自分は、精進料理では満腹になりません。
次回は焼肉系のブルックナーだと良いんですが…
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