盆休二日目は超ラッキー! ― 2014年08月10日
2014年8月10日(日)
中田 延亮+オーケストラ・セレーナ@杉並公会堂
グリンカ:歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(Vn:グレブ・ニキティン(東京交響楽団第1コンサートマスター))
~ アンコール曲 ~
パガニーニ:パイジェルロの歌曲「わが心はうつろになりて」(ネル・コル・ピウ)による変奏曲
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チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」
~ アンコール曲 ~
チャイコフスキー:バレエ音楽「眠れる森の美女」よりワルツ
杉並公会堂のWEBページを見ていたら偶然みつけたアマオケのオーケストラ・セレーナ。
「無料招待」の文字につられてやって来ました。
以前、某アマオケで痛い目に会っていたので、「下手くそだったら途中で帰ろう」と心に決めていました。
結果は、その予想を裏切る大金星。
大変失礼しました。申し訳ありませんでした。
まず、練習量がハンパないことはすぐに分かりました。
奏者皆さんの演奏に迷いが全く見られません。
最初こそ若干不安定さはありましたが、練習に裏打ちされた自信でしょうか、徐々に音が豊かになってきました。
そして、ソリストのグレブ・ニキティン。
どうやって、この人を引っ張ってきたんでしょう?
東響の第1コンマスと言うことですが、wikiで調べてみるとロシア人。
選曲がチャイコだから白羽の矢がたったんでしょうか?
演奏は大柄な体格に似合わず結構軽快。
でも、さすがロシア人。
チャイコの歌心が身体に染みついているようで、聴いているうちに自然と引き込まれてしまいます。
オケとの掛け合いもとても自然で、とても心地良い演奏です。
アンコールはパガニーニ。
この曲、初めて聴きました。
いやはや、サラサーテのツィゴイネルワイゼンに負けず劣らずの超絶技巧曲です。
ニキティンって凄いですね。
後半は「悲愴」。
結果は「最高」。
オケも褒めるべきでしょうけど、第一の功労者はやはり指揮者の中田延亮氏でしょう。
指揮ぶりは地味ですが、特に「音の薄いパート」にも神経が行き渡った見事なコントロールです。
この「悲愴」。
色のイメージで言うとくすんだウグイス色と言うのか、グレーと言うのか、その何とも言えない不確かな不安定なもの悲しい雰囲気が良く出ていたすばらしい演奏でした。
今までプロオケも含めアンケートに答えたことはなかったですが、今回初めて提出することにしました。
なぜなら、次回の演奏会に無料で招待してくれるからです。w
来年まで待ち遠しいですね。


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