ベルナルト・ハイティンク22013年03月09日

2013年3月9日(土)

ベルナルト・ハイティンク+ロンドン交響楽団@サントリーホール

ブリテン:オペラ「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」
モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調
(Pf:マリア・ジョアン・ピリス)
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ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調
 ~ 以下アンコール曲 ~
 メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」から「スケルツォ」

 ピリスが奏でるモーツァルトの17番コンチェルト。
何とも軽やかで小気味良いモーツァルト。小さな幸せを感じさせます。
緩徐楽章で右手客席から寝息が聞こえたのがとても残念。

 後半のベト7。
滑り出しは予想より極わずかに速いテンポ。心地良く、躍動感があり、だけど押し付けがましくないベートーヴェンだ。
 最終楽章、相変わらず晴れやかで小気味良いタクト。
だけど不覚にも涙がこぼれそうになる。単なる感動ではない何かがある。

 音楽のプロ、そして人生の先輩に何かを教えられた気分。
でも、ハイティンク自身はそんな気はなく、ただ真面目に音楽に向き合っているだけなんだろうなぁ。

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