ヤニック・ネゼ=セガン+フィラデルフィア管弦楽団@サントリーホール ― 2014年06月02日
6月2日(月)
ヤニック・ネゼ=セガン+フィラデルフィア管弦楽団@サントリーホール
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
(Vn:諏訪内晶子)
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チャイコフスキー:交響曲第6番
前半はチャイコン。
諏訪内さんはやっぱり流石です。
感情に走ることなく、かと言って単調でもなく、骨太で堂々たる演奏でした。
反面、セガンのタクトは些か一本調子でした。
ソリストの単なる伴奏みたいな、あまり魅力のあるタクトではありませんでした。
後半は、「悲愴」。
チャイコンとは違って、余裕綽々、自信満々のタクトでした。
フィラデルフィア管弦楽団もセガンのタクトに渾身の演奏で追従していました。
その演奏には、若干のほころびはあったものの、あくまでも許容範囲。
残念だったのはフライング気味の拍手があったことです。
あれでは折角の余韻が台無しです。
「悲愴」終演後、セガンは真っ先にコントラバスのところに向かい硬い握手をしていました。
これだけでも珍しい光景なのに、更に驚いたのは、メンバー全員が客席に向かってお辞儀した後、全員が回れ右してP席の聴衆にもお辞儀したことです。
誰のアイデアか知らないけれど素晴らしいアイデアです。
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