川村尚子のラフマニノフ3番 ― 2016年06月28日
2016年6月28日(火)
山田 和樹+バーミンガム市交響楽団@サントリーホール
ベートーヴェン: 劇音楽「エグモント」序曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(Pf:河村 尚子)
~ アンコール曲 ~
ラフマニノフ:エチュード op.33-8
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ベートーヴェン:交響曲第7番
~ アンコール曲 ~
ウォルトン:「「ヘンリー5世」より「彼女の唇に触れて別れなん」
最初はエグモント序曲。
お~、出だしから良い感じ。
いかにもベートーヴェンって音だ。
指揮者が良いのか、オケが良いのか分からないけど、幸先の良いスタートだなぁ。
お次は、今回の一番の目当て、河村さんのラフマニノフ。
前回河村さんを聴いたのは1年ちょっと前。
あのプロコフィエフの3番、熱かったなぁ。
今回のラフマニノフはどうなるんだろう?
結果は…
鬼気迫る渾身の演奏。
ラフマニノフが天国から降りてきた。
その気迫に押されたのか、指揮やオケが若干退き気味。
ここでしっかりと受け止めてくれれば、世紀の大名演だったのになぁ。
後半はベト7。
先ほどのラフマニノフと打って変わって、バーミンガム市響、良い音出してるなぁ。
ヴィオラやチェロをはじめとする弦、フルートやオーボエをはじめとする木管。
ホルンをはじめとする金管群。
みな厚みがあって、暖かくて心地良い。
新ヤマカズも余裕のタクト。
いささか小技を効かせ過ぎの感はあるものの、躍動感あふれる小気味の良いリード。
正しくこれぞベト7だ。
オケもラフマニノフの時より活き活きとしているぞ。
やっぱり底力があるなぁ。
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