名曲喫茶「ネルケン」2012年03月12日

 JR高円寺駅南口を出て「長仙寺と西友を結ぶ道の長仙寺寄り」と予め地図で場所を確認しておいたのに迷ってしまった。
理由は夕方であったことと、私が近眼であることと、そして何よりも街並みに見事に溶け込んだ外観。
「本当は分かり易い場所にあったんだ」と後になって思う。

 中に一歩入れば外見から想像したとおりの落ち着いた雰囲気。
マダムがやって来て「ご注文は?」と聞かれる。
メニューがないので「ブレンドを」と言うと「コーヒーですね?」と訂正されてしまった。
 伺ったのが土曜日と言うこともあり、それなりの客入り。
女性二~三人連れの会話がちょっとうるさい。
若い客層にも人気があると言うことで仕方ないか。

 ここネルケンも荻窪のミニヨンと同じでマダムと女性常連客の会話がかなり耳障り。「他人の会話を聞きに来たんじゃなくて音楽を聴きに来たんだけど」と言いたかったが気が弱いので黙って辞去。
今度は近所のルネッサンスに行ってみよう。

名曲喫茶「バロック」2012年03月12日

 今から4~50年前の吉祥寺には未舗装の砂利道が方々にあり、自転車で転んでは膝小僧をすりむいていたっけ。
デパートは一件もなく、今の東急の場所には名店会館と言う建物が建っていて、時々買い物に連れて行ってもらったなぁ。
 で、バロック。
何で今までこんな名店があることを知らなかったのか人生を損した気分。
圧倒的な音量、上質なクラシック、マナーをわきまえた客と女性店主…、これぞ正しく名曲喫茶。
ここを訪れることなくして名曲喫茶を語ることなかれ。

名曲喫茶「ヴィオロン」2012年03月15日

 荻窪はクラシック、阿佐ヶ谷はジャズ。
ここ数年のイベントの影響か、そんなイメージを持たれがちだけど、いえいえ阿佐ヶ谷にヴィオロンあり!
クラシックの流れる上質な空間がここにあり。荻窪のミニヨンなど足もとにも及ばない。
 しかもコーヒーや紅茶などはなんと350円!これで商売がやって行けるのか本当に心配。
私が篤志家なら、真っ先に援助したい店。
そんなバカなことを思いながら非日常の世界に浸ることのできる素晴らしいヴィオロンに幸あれ!

ウィーン放送交響楽団2012年03月20日

2012年3月20日(火)
コルネリウス・マイスター+ウィーン放送交響楽団@東京オペラシティコンサートホール

ブラームス:悲劇的序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
(Vn:ベンヤミン・シュミット)
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ブラームス:交響曲第1番

メンコン=中の下、ブラ1=中の中ってところか。
ソリスト=男のくせにパワー無し。
オケ=統率悪し、お疲れ気味。
指揮者=可もなく不可もなし。
結論=コスパ悪し。

 改めて日本のオケのレベルに気づかされた。
評論家はどう言うか知らないけれど…


名曲喫茶「ミニヨン」2012年03月23日

 棚いっぱいのレコード、座り心地の良い椅子、落ち着いた照明、品の良い小物類等々、見た目は文句なしに正統派の名曲喫茶。
しかしながら、女性店主と女性常連客のおしゃべりが長くてうるさかったり、食器を洗う音が耳障り等、一般客に対する心遣いが感じられない。
もしかしてこの店は常連客だけのための店なのだろうか?
これではとてもリピーターになろうと言う気持ちになれない。
 裏返せば、普通に気配りのできる店主ならば大繁盛する要素を沢山持っている店とも言え、非常に残念の一言。

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