青木尚佳のプロコフィエフ、高関健のチャイコフスキー ― 2017年02月01日
2017年2月1日(水)
高関 健+NHK交響楽団@東京芸術劇場
ショスタコーヴィチ:バレエ組曲 第1番
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲 第2番(Vc:青木 尚佳)
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チャイコフスキー:交響曲 第4番
前半はプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番。
ソリストは青木 尚佳。
数多くあるヴァイオリンコンチェルトの中でも好きなトップ5に入るこの曲、いったいどう料理してくれるんだろう?
今日の席は前から二列目。
ソリストの奏でる音色がはっきりと聞こえる。
いやはや、彼女の演奏は大したもの。
怒り、悲しみ、怯え、喜び、多種多様の感情が次から次へと押し寄せて来る。
この全身トリハダ感は久しぶり。
気になったのは、その音量。
乱暴な言い方をすれば、彼女の出すfffはヤンセンのff程度。
ダイナミックレンジの狭さが表現の幅に直結するとは言えないけれど、狭いより広い方が良いと思うけどなぁ。
マエストロも、彼女の幅に合わせてオケをコントロールしたのだろうか、結果としてかなり大人しめのプロコになってしまったような気がする。
せめて、もう少しテンポを速めれば、またひと味違ったプロコになったのではと思うとチョット残念。
後半はチャイ4。
ん~、N響の面々、実にお上手!
特に木管群の連携プレーや一糸乱れぬ弦のピッチカートはもの凄いレベル。
彼らの表情を見ていると、持てる力の100%を出しているようには決して思えず、コンマスのまろさんに至っては、スコアも見ずに周りの状況を確認しながら微笑みを浮かべている始末。
そして、マエストロ高関のタクトはどうだったかと言うと、これまた見事。
このところ、どう言うわけか彼のロシアものを聴く機会が多いけど、まあ、あらゆるジャンルにそつがないと言うか生真面目と言うか、その安定感はいつもどおり。
ただ、その安定感は裏返すと強烈な個性や独特の魅力に欠けるとも言え、個人的にはもっと冒険して欲しかったと言うのが本当のところ。
今回のチャイコも、もっと「土の匂い」が欲しかったなぁ。
いずれにせよ、ハイレベルなソリスト、オケ、そして指揮者が集った今回のコンサート。
都民芸術フェスティバルに相応しい充実した内容であったことは間違いなし。
今から、芸術フェスのチケット、追加購入しようかなぁ。
千住真理子 & スーク室内オーケストラ ― 2017年02月15日
2017年2月15日(水)
千住真理子(Vn)+マルティン・コス(コンサート・マスター)+スーク室内オーケストラ@東京オペラシティ
グリーグ:組曲「ホルベアの時代から」
カッチーニ:アヴェ・マリア
モーツァルト:ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ/3声のアレルヤ
バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲
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ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「四季」
~ アンコール曲 ~
作者不詳/編曲者不詳:明治チョコレートのテーマ
クライスラー:愛のよろこび
メインディッシュの四季。
千住真理子の渾身の演奏にマルティン・コスをはじめとするスーク室内オーケストラ全員が見事に応え、胸のすくようなまさに快演。
思いつきで来てしまったコンサートだけど、聴きに来て良かった。
しかし、一番楽しみにしていたドッペルコンチェルでは、ソリスト2人だけが妙に目立ってしまって、オケがたんなる伴奏になってしまっていたのがとても残念。
時には2人をソリストを蹴散らすぐらいの迫力がオケに欲しいと思ったのは自分だけだろうか?
追記:
明治チョコレートのテーマ、良かった!
バッティストーニのヴェルディ「レクイエム」 ― 2017年02月18日
ミッキーのショスタコーヴィチ ― 2017年02月22日
2017年2月22日(水)
井上 道義+大阪フィルハーモニー交響楽団@東京芸術劇場
ショスタコーヴィチ:交響曲第11番「1905年」
ショスタコーヴィチ:交響曲第12番「1917年」
※※※工事中※※※
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